9月の半ば、川向の山から鹿の遠吠えが聞こえました。
おおぉ~、来たか~!
これも秋を感じる瞬間。
この遠吠え、実は秋だけでなく冬の始まりを感じる瞬間でもあります。
この辺りでは鹿の遠吠えを聞いてから75日目に初雪が降るといわれており。 頭の中で+2ケ月半→「12月の初めだなぁ~」
初雪はワクワクするが、冬場の工房の底冷えを思いだすと身体がゾクゾクとしてきます。
写真は栃の実。水につけてから暫く天日干しします。
からからに乾かして長期保存。
田んぼがない山奥で伝わってきた暮らしの知恵。
春だけでなく秋にも山からの贈り物。
遠吠えより少し前から始まった鹿との戦いの勝敗はいかに。
美味しい栃餅のためなら早朝から頑張るのです。
山での暮らしの一場面。